インフォメーション
木製パズル(その5)は、19本組木です。
木製パズル(その4):9本組木と同様に、組木パズルというカテゴリのパズルです。
表面上に多数の立方体形状のコブが出現しているような外観の3D図形です。
なお表面の立方体形状のコブの数は、19 × 2 = 38個です。
木製パズル(その4):9本組木 よりも印象的な外観を呈してます。
19本組木の存在を知ったのは、Wyatt 著の " Puzzles in wood " (1928) という本です。
この本は木製パズルのガイドとしてよく知られています。
この本の中で、19本組木は "The great pagoda or nighteen-piece burr" という名称で紹介されています。
19本組木の起源に関しては、Wyatt 著 " Puzzles in wood "の中では触れられてません。
19本組木の起源に関して調査をしてみると、どうやら日本のようです。
明治時代に箱根組木細工の山中常太郎が創始した山中組木工房四代目 山中成夫が創出したものと思われます。
当時日本国内というよりもむしろ海外に輸出されたようです。
英語圏では現在19-piece pagoda、19-piece burr、 あるいは 19-piece Japanese crystal (19本ピース日本製水晶)と呼ばれています。
はじめの二通りの呼称はWyatt 著 " Puzzles in wood "に由来すると思われますが、3番目の呼称になった経緯は不明です。
材料:スギ角材(18mm▢)
サイズ:126mm(W)×126mm(D)×126mm(H)
塗装:無し
⇒ 製品例情報
木製パズル(その4)は、9本組木です。
組木とは複数の木片を接着・接合をせず組み合わせた集合体と定義します。
9本組木は、9本の角材で構成する集合体です。
組木ですので分解また組み上げが可能で、その過程を楽しむ3D図形パズルとなるわけです。
組木パズルあるいは立体組木パズルと呼ばれている木製パズルのひとつです。
ややこしい話ですが、ひとにより木組(きぐみ)パズルという呼びかたをする場合もあります。
材料:スギ角材
サイズ:90mm(W)×90mm(D)×90mm(H)
塗装:無し
⇒ 製品例情報
INFINITYのヘビーユーザー(かみさん)から、スマホや手帳など身の回りの物を収納し、把手付きで家の中を持ちまわれるケースの製作が要請されました。
そこで把手付きの軽量なハンドルケースを設計試作しました。
材としては杉無垢材として、厚さ9mmとして軽量化しました。
把手と把手支持板両者の意匠と引込留め接ぎによって、和趣を指向しました。
⇒ 製品例情報