製品例
上さんからの要請で家庭用ミシンのボビンラックを試作しました。
ミシン糸たてとかミシン糸ラックとかとも呼ばれているものです。
こう呼ばれているもののほぼすべてが、ミシン糸ボビンの穴を通す棒をたてて収納する方式をとっています。
今回の試作では、ミシン糸ボビンを横置きする別の方式を採用することにしました。
また着脱可能な脚を採用し、壁掛けスタイルでもデスクトップ所の据え置きでも両スタイㇽに対応できるようにしました。
材料:板材;杉無垢材、丸棒材;広葉樹
サイズ:390mm(W)×45mm(D)×430mm(H)
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フォトフレームを製作しました。
はとやまクラフトフェアへの出展に間に合わすことができなかったフォトフレームを完成しました。
フレーム材は、ケヤキ無垢材ならびに松無垢材です。
材:ケヤキ無垢材ならびに松無垢材
塗装:無し
サイズ:
ケヤキ材:195mm(H)×150mm(W)×16mm(D)
マツ材:190mm(H)×140mm(W)×16mm(D)
さてこの写真は何であると思いますでしょうか。
玄関などに置いて各種キーを引っ掛けるキーラックを新規に設計製作しました。
角材に深い溝を傾斜させて掘っただけのsupersimpleな構造です。
その溝にキーを直接挿入します。
長さの長短2種を製作しました。
材料:ミズナラ
サイズ(大):190mm(W)×25mm(D)×44mm(H)
サイズ(小):100mm(W)×25mm(D)×44mm(H)
塗装:無し
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虫がつきやすく管理が厄介なので、庭植えのヤマザクラの若樹を数年前伐採しました。
そのヤマザクラをそのまま支柱として使用し、耳付ケヤキの台に建てたものです。
玄関の下駄箱のテーブルトップに置いてキーハンガー、あるいはデスクに置いてアクセサリーやジュエリーのハンガーとしても利用できます。
材料:ヤマザクラ、ケヤキ
サイズ(大):110mm(W)×110mm(D)×320mm(H)
ヤマザクラ
塗装:無し
ケヤキ
塗装:オイルフィニッシュ(ワトコオイル)
色:ナチュラル
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アートフレーム、フォトフレーム、額縁(フレーム製品と総称することにします)などは、框[*]の構成を取ります。
一般的には角材の框構成では、角材の接合は枘(ほぞ)接ぎ[*]を採用し強度を上げます。
しかし額縁では通常は板厚が厚くなく角材ではなく板材ですので、枘(ほぞ)接ぎは採用できません。
それではどうするかというと、板材を突き合わせ接着させる手法(突き合わせ接合)をとります。
このとき、釘などの締金具を併用する場合もあります。
フレーム製品では、突き合わせ接合の中でもほとんどの場合留め接ぎ[*]を採用します。
この理由は、留め接ぎでは材の木口[*]が隠れるため見栄えがよくなるからです。
しかしながらこの留め接ぎは、木口同士の接合となるため最も脆弱な接合となります。
そのためフレーム製品の留め接ぎでは、多くの場合挽き込み留め接ぎ[*]とし強度を上げることがよく行われます。
挽き込み留め接ぎは、木製品製作上は比較的手間の要するものとなっています。
そこでこの度はこの留め接ぎではない突き合わせ接合でアートフレームを試作してみることにしました。
通常のフレーム製品では板材の幅を10mm~20mm程度ですが、今回は縦材30mm、横材45mmと大きく取りました。
これは接着面積を大きくし、強度を上げるためです。
また単なる突き合わせ接合では簡素すぎ面白味に欠けるためる、框を構成する4枚の板材の対向する2枚の接合部に欠きを入れるデザインとしてみました。
単なる突き合わせ接合よりも、接着面が欠きの部分だけわずかですが増え強度にも貢献する効果も期待できます。
材料:
横材;モミ材
縦材;シルクウッド材
ウィンドウ材;1mm厚アクリル板
マット:厚紙
裏板;合板
サイズ:430mm(W)×460mm(H)×12mm(D)
塗装:柿渋[*]
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正五角形の形状のシェルフです。
棚の上や机上に据え置いて使用できます。
また壁掛けにしてウォールシェルフとしても使用できます。
正五角形は軸対称であり鏡像です。
ここで取り外しの出来る棚板を1枚用意するという趣向を考えました。
この棚板を五角形の対角に差し込むと、全体の趣が変化します。
水平置きは軸対称性を維持し安定性を醸しますが、2種類の傾斜置きは軸対称性が消失し不安定感を醸します。
正六角形形状のヘキサゴナルシェルフは一般的ですが、ペンタゴナルシェルフは希少です。
ヘキサゴナルシェルフは2次元に展開できますが、ペンタゴナルシェルフは2次元展開は不向きです。
これがペンタゴナルシェルフが一般的でない理由と考えています。
今回試作で1製品を作成しましたが、今後複数個製作してペンタゴナルシェルフの2次元展開をご提案していきたいと考えています。
材料:SPF[*] 無垢材
サイズ:441mm(W)×130mm(D)×462mm(H)
塗装:オイルフィニッシュ(ワトコオイル)
色:ダークウォルナット
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これは、今から20年ほど前に設計・製作したリビングボードです。
側板と底板の右側接合部の接着固定部が緩くなったため、今回修理いたしました。
製作後リビングにずっと置いていたのですが、我が家のリビングの再構成のためリビングから和室へ配置転換されてしまいました。
これを機に懸案だった修理となったわけです。
今回は塗装は見送りましたが、いずれ剝げのある部分の再塗装での修復をしたいと考えています。
材料:パイン・米栂・杉の無垢材、集成材
サイズ:1450mm(W)×340mm(D)×790mm(H)
塗装:オイルフィニッシュ(ワトコオイル)
色:ダークウォールナット
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糸巻です。
よく骨董市で目にするものです。
杉の角材を適用して再現してみました。
この糸巻の利用法として、花器のディスプレイ(I)、ブックシェルフ(II)、ワインボトルホルダー(III)の3例を製品例詳細情報にてご紹介しています。
サイズ::205mm(W)×205mm(D)×300mm(H)
材料:スプルース
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開口部の寸法が380mm(W)×370mm(H)×280mm(D)のシェルフです。
このシェルフの設計上の仕掛けは、無印良品のスタッキングシェルフと同寸にしている点です。
従いまして無印良品のスタッキングシェルフ用途の収納用品、引き出し、バスケット、ボックス/ケース、ファイルホルダーなどをそのまま収納できます。
材料:SPF無垢
サイズ:420mm(W)×280mm(D)×1210mm(H)
塗装:オイルフィニッシュ(ワトコオイル、ダークウォルナット)
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ソファーなどに座った状態で手元に寄せられるサイドテーブルです。
4方十字組手の応用を構想している際に、いすなどの脚への応用を課題の一つにしていました。
今回は回転式4方十字組手を採用し、ソファー用サイドテーブルを試作してみました。
接着剤は未使用ですので、天板を含めて要素木材15部品に分解することができます。
材料:ホワイトウッド(天板以外)、SPF無垢(天板)
サイズ:270mm(W)×360mm(D)×540mm(H)
塗装:無し
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背板のついたシェルフです。
娘夫婦から依頼されたカスタムシェルフです。
材料:SPF無垢、シナ合板(背板)
サイズ:550mm(W)×280mm(D)×1072mm(H)
塗装:オイルフィニッシュ(ワトコオイル、ダークウォルナット/チェリー)
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ステップ(踏み台)、チェア、かつ小物入れもついている便利な木製品です。
キッチンに置いて使用することを念頭に設計しています。
その用途の一つ目は、お料理を作る際にちょっと休憩時の腰掛です。
その用途の二つ目は、キッチンの上部にあるものをとったりする際の踏み台です。
さらに一段目のステップの板をはずすと収納スペースとなっています。
サイズ:350mm(W)×280mm(D)×500mm(H)
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写真の木製品の左側がレンジシェルフです。
2段のオープン棚と扉付き3段の棚の付いたレンジシェルフです。
我が家では1段目のオープン棚にはトースターを置き、2段目のオープン棚には電子レンジを設置しています。
また扉付きの棚には、お米、麺類、パン焼き器などを収納しています。
サイズ:600mm(W)×500mm(D)×1200mm(H)
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写真右側はキッチンキャビネットです。
我が家では、扉の内部は2段の棚をつけています。
棚にはグラス類とキッチン用品が称されています。
なお地板と1段目の棚の距離は1100mmあり、そこには市販の5段のプラスチックチェストを据え置いてあります。
そのチェストには段ごとにごみ袋、レジ袋、付近など布類、家庭医薬品、紐・テープ類が類別されています。
サイズ:430mm(W)×480mm(D)×1830mm(H)
材料:スプルース
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家人に要請されて、スリッパラックを作製してみました。
ギギliving社のユニークなスリッパラックにインスパイアされたもので、オリジナルではありません。
奥行きが100mmですので、玄関先に邪魔にならず省スペースで設置可能です。
掃除の際に片手で持ちあげるための取手穴を背面につけてみました、これはオリジナルな点です。
正面の前板の木端と木口の縁は、丸面取り加工をしています。
他方背面の後板の縁は、無加工です。
正面前板と背面後板を入れ替えても、使用可能です。
表情が変わってきます。
材料:SPF無垢
サイズ:500mm(W)×100mm(D)×130mm(H)
塗装:オイルフィニッシュ(ワトコオイル、ダークウォルナット)
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四方十字組手(3本組木)の応用をいつも考えています。
先に四方十字組手の応用Iとして、ソファー用サイドテーブル:四方十字組手の応用 I を公表しています。
今回この四方十字組手(3本組木)をテーブルに接地するベースとします。
そして、そのベースに別の角材を複合してフックを形成した複合体を接合しました。
そのフックに帽子を掛けるようにして、ハットラック(帽子掛け)を設計試作してみました。
四方十字組手の応用IIとなります。
さて角材長さ200mmの手元にある四方十字組手をテーブルに接地するベースとして使用しました。
ベースのテーブルへの接点は正三角形の頂点になります。
その正三角形の辺の長さが120mmと短いため、造形全体の安定性に若干難がありました。
製品では、四方十字組手の角材の長さを倍程度にしベースを広げ安定化した方が良いでしょう。
材料:
角材 A ;30mm□200mm L ホワイトウッド
角材 B ;20mm□120mm~350mm L ホワイトウッド
サイズ:250mm(W)×200mm(D)×510mm(H)
塗装:無し
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食卓テーブルにキッチンから、醤油、ソース、スパイス、場合によりマヨネーズあるいはトマトケチャップなどなどを運ぶ木製品があると便利だという仮定内ユーザーからの要望で設計・試作しました。
スパイスラックというと固定して使用するイメージなので、今回はスパイスキャディーという名称にしてみました。
片手で運べるとより一層便利であるという意見から、把手を付けることにしました。
スパイスキャディは、構造はいたってsimpleです。
各板材もエッジを曲線状にすると手間がかかるので、すべて直線状にしました。
材料:本体;SPF無垢材、底板;シナ合板、把手;広葉樹材
サイズ:288mm(W)×140mm(D)×250mm(H)
塗装:オイルフィニッシュ(ワトコオイル)
色:ミディアムウォールナット
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和の趣で新規にスパイスキャディを設計・製作しました。
前回のスパイスキャディと比較して把手の構成を大幅に変えて、高さ方向の寸法を小さくしました。
そのためlow profileを実現でき食卓上で見通しをよくしました。
前回同様に把手は付いていますので片手で運ぶことができます。
材料:杉無垢材
サイズ:278mm(W)×130mm(D)×90mm(H)
塗装:オイルフィニッシュ(ワトコオイル)
色:ミディアムウォールナット
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木製パズル(その7)は、51本組木です。
材料:スギ角材(18mm▢)
サイズ:198mm(W)×198mm(D)×198mm(H)
塗装:無し
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材料:スギ角材(18mm▢)
サイズ:162mm(W)×162mm(D)×162mm(H)
塗装:無し
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なお33本組木に関してのより詳細な内容については下記の MyBlog をご訪問ください。
木製パズル(その5)は、19本組木です。
木製パズル(その4):9本組木と同様に、組木パズルというカテゴリのパズルです。
表面上に多数の立方体形状のコブが出現しているような外観の3D図形です。
なお表面の立方体形状のコブの数は、19 × 2 = 38個です。
木製パズル(その4):9本組木 よりも印象的な外観を呈してます。
19本組木の存在を知ったのは、Wyatt 著の " Puzzles in wood " (1928) という本です。
この本は木製パズルのガイドとしてよく知られています。
この本の中で、19本組木は "The great pagoda or nighteen-piece burr" という名称で紹介されています。
19本組木の起源に関しては、Wyatt 著 " Puzzles in wood "の中では触れられてません。
19本組木の起源に関して調査をしてみると、どうやら日本のようです。
明治時代に箱根組木細工の山中常太郎が創始した山中組木工房四代目 山中成夫が創出したものと思われます。
当時日本国内というよりもむしろ海外に輸出されたようです。
英語圏では現在19-piece pagoda、19-piece burr、 あるいは 19-piece Japanese crystal (19本ピース日本製水晶)と呼ばれています。
はじめの二通りの呼称はWyatt 著 " Puzzles in wood "に由来すると思われますが、3番目の呼称になった経緯は不明です。
材料:スギ角材(18mm▢)
サイズ:126mm(W)×126mm(D)×126mm(H)
塗装:無し
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木製パズル(その4)は、9本組木です。
表面上に多数の立方体形状のコブが出現しているような外観の対称性に富んだ3D図形です。
なお表面の立方体形状のコブの数は、9 × 2 = 18個です。
組木とは複数の木片を接着・接合をせず組み合わせた集合体と定義します。
9本組木は、9本の角材で構成する集合体です。
組木ですので分解また組み上げが可能で、その過程を楽しむ3D図形パズルとなるわけです。
組木パズルあるいは立体組木パズルと呼ばれている木製パズルのひとつです。
ややこしい話ですが、ひとにより木組(きぐみ)パズルという呼びかたをする場合もあります。
材料:スギ角材
サイズ:90mm(W)×90mm(D)×90mm(H)
塗装:無し
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シルエットパズルとして Tangram を木製パズル(その1)としてすでに紹介しました。
シルエットパズルとは、与えられたシルエット(図形の外形)あるいは幾何学的形状を与えられた同一の1セットの断片図形ピースを用いて再現するパズルです。
今回の清少納言智恵板:木製パズル(その3)も、 Tamgram 同様シルエットパズルです。
清少納言智恵板の知名度は高くないと思いますがいかがでしょうか、ご存知でしょうか。
清少納言智恵板の図形ピースは7個であり、 Tangram と同数です。
図形ピースの内訳は直角二等辺三角形(大2個、小1個)、等脚台形(1個)、台形(1個)、平行四辺形(1個)、正方形(1個)となっています。
Tangram の起源は中国、清少納言智恵板は日本です。
文献上は Tangram は1813年と推定され、いっぽう清少納言智恵板は江戸期寛保2年(1742)ですので Tangram より先に生まれたことになります。
清少納言は権威づけのために利用されたようで実際上は無関係のようです。
今回は廃材のタモ材を用い、収納ケースはスギ材で製作しました。
材料:
本体及び木枠ケース;タモ材
木枠ケース;スギ材
底板;シナ合板
サイズ:
本体;60mm(W)×60mm(D)×12mm(H)
木枠ケース;80mm(W)×80mm(D)×18mm(H)
塗装:無し
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今回試作した Soma cube は、木製パズル(その1)の Tangram と同じカテゴリーの組み上げパズルです。
Tangram は正方形を分割した 7種類のピースで構成されましたが、 Soma cube は立方体を分割した7種類のピースから構成されます。
それぞれの構成ピースは、Tangram では平面(2D)であり Soma cube では立体(3D)となります。
従って荒っぽく表現すると、 Soma cube は Tangramの 3D バージョンといえなくもないです。
今回は廃材のスギ角材を用いました。
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シルエットパズルの中でも最も著名な Tangram を試作しました。
シルエットパズルとは、与えられたシルエット(図形の外形)あるいは幾何学的形状を与えられた同一の1セットの断片図形ピースを用いて再現するパズルです。
名称は知らないけれど、見たことがあるあるいは実際にやったことがあるという方がいらっしゃるかもしれません。
Tangramは、3種類7個の多角形、直角三角形(大、2個)、直角三角形(中)、直角三角形(小、2個)、正方形、平行四辺形を1セットとする集合です。
製作は極めて簡単です。
今回は廃材のヒノキ材を用い、収納ケースも製作しました。
材料:
本体及び木枠ケース;ヒノキ材
底板;シナ合板
サイズ:
本体;60mm(W)×60mm(D)×10mm(H)
木枠ケース;75mm(W)×75mm(D)×16mm(H)
塗装:無し
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