製品例詳細情報
サイドテーブル
ソファー用サイドボード
2018-10-07 14:55:05
ソファーなどに座った状態で手元に寄せられるサイドテーブルです。
4方十字組手の応用を構想している際に、いすなどの脚への応用を課題の一つにしていました。
今回は回転式4方十字組手を採用し、ソファー用サイドテーブルを試作してみました。
接着剤は未使用ですので、天板を含めて要素木材15部品に分解することができます。
材料:SPF無垢(天板)、ホワイトウッド(天板以外)
サイズ:270mm(W)×360mm(D)×540mm(H)
塗装:無し
仕口:
仕口の説明の便宜上、サイドテーブルを横に倒した状態で記述いたします。
この写真の状態では、脚物家具[*]と等価となります。
縦に配置された4本の脚[*] (A1~A4)、横に配置された4本の幕板[*]と4本の貫[*]から構成されています。
なお、幕板は2本の長い幕板(C1, C2)と2本の短い幕板 (B1, B2)、貫は2本の長い貫 (E1, E2)と2本の短い貫 (D1, D2)から構成されています。
仕口:脚A、長い幕板C、および短い幕板Bの交わる4か所が、回転型4方十字組手[*]で組んでいます。
脚Aと貫Dとの接手4か所は、4方胴付き平ほぞ接ぎ[*]となります。
脚Aと貫Eとの接手4か所は、同じく4方胴付き平ほぞ接ぎ[*]となります。
短い貫DとFの接手2か所は、十字相欠き接ぎ[*]となります。
この角材Fの目的は、サイドテーブルの設置の際の高さを合わせるためのものです。
なお甲板は、長い幕板C1, C2及び角材F1の突起部を枘[*]としてこれに対応する矩形の枘穴[*]を掘って接合しています。
注記:[*]で表記した用語は、glossary(glossary)で図解を使って説明してありますので、ご覧いただき用語の意味をご理解願います。
左後方
2018-10-07 13:42:05
右側面
2018-10-07 13:42:48
前方
2018-10-07 13:43:44
使用例
2018-10-07 13:46:35