かみさんの父親が大往生し遺影等を飾る箱物が欲しいという要請もあり、また遺影等一式を収納整理したいというこちらの希望もありました。

そこで仏壇というよりはよりコンパクト性を求めて、お厨子を設計・作製しました。

今は無塗装ですが、いずれオイルフィニッシュで仕上げる予定です。

材料：すべてタモ無垢材

サイズ：420mm(W)×280mm(D)×428mm(H)

塗装：無し

本体仕口：天板[*]と側板[*]、地板[*]と側板[*]との接合[*]は、肩付き片胴付き大入れ接ぎ[*]を採用しています。

天板[*]、側板[*]、扉[*]は1枚板ですが、地板[*]、背板[*]はすり合わせ矧ぎ[*]としています。

なお、地板[*]は本核端嵌め接ぎ[*]としています。

引き出し仕口：前板[*]と側板[*]は包み打ち付け接ぎ[*]とし、他方先板[*]と側板[*]は片胴付き大入れ接ぎ[*]としています。

扉：ブックマッチ[*]を採用しています。

注記：[*]で表記した用語は、用語解説（glossary)で図解を使って説明してありますので、ご覧いただき用語の意味をご理解願います。

あいにく我が家には仏像が存在しませんが、ハネムーンで行ったバリ島土産のガルーダ像がありましたので厨子に収納してみました。

いかがでしょうか。