家人に要請されて、ティッシュケースを作製してみました。

側板の接合部の縁と天板と側板の接合部の縁は、丸面取り[*]加工をしています。

丸面取りした木部の木目に複雑な文様を期待しました。

丸面取りした木部の木目は板材の面の木目と連続はしていますが、期待通りの効果を発揮してくれました。

側板の包み接ぎの箇所では、木口が少し出ますがこの木口の丸面取り加工部が木目にアクセントを出してくれています。

また天板の木端の丸面取りした部分の木目も天板の面側の木目との対比が面白いと考えています。

なお杉の板材は塗装無しを前提にして赤身と白太の混在したいわゆる源平とし、色調のコントラストを付けてみました。

材料：杉無垢材

サイズ：280mm(W)×150mm(D)×95mm(H)

塗装：無し

仕口：側板同士は包み接ぎ[*]で、天板は縁を段欠きに加工[*]して側板アセンブリに四方桟蓋[*]としています。

また底板部はスライド蓋[*]とし、ボックスティッシュを交換する際に開閉するようにしました。

収納可能ボックスティッシュサイズ：245mm(W)×120mm(D)×70mm(H)

注記：[*]で表記した用語は、glossary(glossary)で図解を使って説明してありますので、ご覧いただき用語の意味をご理解願います。

底板がスライド蓋を取っています。

ボックスティッシュを交換する際に使います。