製品例詳細情報
今回試作した Soma cube は、木製パズル(その1)の Tangram と同じカテゴリーの組み上げパズルです。
Tangram は正方形を分割した 7種類のピースで構成されましたが、 Soma cube は立方体を分割した7種類のピースから構成されます。
なお Soma cube とはパズルの名称に限定し、混乱を避けるため上記立方体を Soma 立方体と表記することにします。
それぞれの構成ピースは、Tangram では平面(2D)であり Soma cube では立体(3D)となります。
従って荒っぽく表現すると、 Soma cube は Tangramの 3D バージョンといえなくもないです。
Tangram では構成ピースから正方形を組む仕方は高々2通りでした。
しかしながら Soma cube では240通り [1] となります。
今回は廃材のスギ角材を用いました。
試作であったため使用したスギ角材自体の断面サイズ精度と加工精度にゆるみがありました。
そのため設計サイズは下記でしたが、写真のようにピース間に隙間が生じてしまい緩い立方体になってしまいました。
材料:スギ角材
設計サイズ:45mm(W)×45mm(D)×45mm(H)
塗装:無し
なお Soma cube の詳細に関しましては、下記のわたしのBlogをご訪問ください。
⇒ MyBlog:木製パズル(その2)
[参照]
[1] : Soma cube (240 solutions)
Soma cube を構成する7種類の立体ピースです。
Soma ピースと呼ばれています。
これらの Soma ピースで組み上げることができる立方体は、240通りあります。
この写真の上列左から順に V, L, T, Z, 下列左から A, B, P と識別されてます。
前者の Soma ピースは、その図形とアルファベットの類似性からの命名です。
後者の Soma ピースの A と B は、鏡像関係にある立体ポリキューブでの識別です。
後者の Soma ピースの P が何に由来しているのかは不明です。
なお Soma cube の詳細に関しましては、下記のわたしのBlogをご訪問ください。
⇒ MyBlog:木製パズル(その2)
Tangram と同様に、 Soma cube の場合もシルエットパズルとして応用できます。
つまり7種類の Soma ピースをすべて使用して、与えられたシルエット課題を組み上げるというパズルに適用できます。
一例として、Thorleif's Soma page というサイトでは 001~742 のシルエット課題が掲載されてます。
Photo. 1 に 001~025番のシルエット課題を示しました。
001番シルエットは、立方体に他ありません。
002 番シルエットは、飛行機の形象に見えます。
今回試作した木製 Soma ピースで組み上げたのが上の写真になってます。
Photo. 1 Soma cubeのシルエット課題(写真引用:Thorleif's Soma page )
さて次にSoma cube で組み上げた Soma 立方体のディスプレイの方法に関して検討してみました。
次に[2]の保持台ですが、これはなかなかの難題です。
リビングのシェルフ、あるいは書斎のデスクの一角にオーナメントとして置いて、時には立体パズルに興じてみるのもよろしいのではないでしょうか。
Photo. 1 回転型四方十字組手の3本の角材
Photo. 2 回転型四方十字組手
Photo. 3 回転型四方十字組手とSoma 立方体 (キューブトレイに収納)