製品例詳細情報

Soma cube:木製パズル(その2)
Soma cube:7種類のSoma ピースで組み上げた立方体(Soma 立方体)
Soma cube
2022-06-10 04:41:36

今回試作した Soma cube は、木製パズル(その1)の Tangram と同じカテゴリーの組み上げパズルです。

Tangram は正方形を分割した 7種類のピースで構成されましたが、 Soma cube は立方体を分割した7種類のピースから構成されます。

なお Soma cube とはパズルの名称に限定し、混乱を避けるため上記立方体を Soma 立方体と表記することにします。

それぞれの構成ピースは、Tangram では平面(2D)であり Soma cube では立体(3D)となります。

従って荒っぽく表現すると、 Soma cube は Tangramの 3D バージョンといえなくもないです。

Tangram では構成ピースから正方形を組む仕方は高々2通りでした。

しかしながら Soma cube では240通り [1] となります。

今回は廃材のスギ角材を用いました。

試作であったため使用したスギ角材自体の断面サイズ精度と加工精度にゆるみがありました。

そのため設計サイズは下記でしたが、写真のようにピース間に隙間が生じてしまい緩い立方体になってしまいました。

 

材料:スギ角材

設計サイズ:45mm(W)×45mm(D)×45mm(H)

塗装:無し

 

なお Soma cube の詳細に関しましては、下記のわたしのBlogをご訪問ください。

⇒ MyBlog:木製パズル(その2)

 

[参照]

[1] : Soma cube (240 solutions)

 

Soma cube:7種類の Soma ピース
Soma cube
2022-06-10 05:46:09

Soma cube を構成する7種類の立体ピースです。

Soma ピースと呼ばれています。

これらの Soma ピースで組み上げることができる立方体は、240通りあります。

この写真の上列左から順に V, L, T, Z, 下列左から A, B, P と識別されてます。

前者の Soma ピースは、その図形とアルファベットの類似性からの命名です。

後者の Soma ピースの A と B は、鏡像関係にある立体ポリキューブでの識別です。

後者の Soma ピースの P が何に由来しているのかは不明です。

これらの Somaピースは、すべて小さな立方体(以降、単位立方体と呼びます)の面と面を合わせた(共有した)立体図形でポリキューブ ( polycube ) といいます。
さて7種類の Somaピースのうち6種類の Somaピース (L, T, Z, A, B, P ) は、単位立方体4個から構成されています。
1種類の Somaピース V だけは、単位立方体3個から構成されています。
Soma 立方体は、3×3×3=27個の単位立方体から構成されていることがご理解いただけると思います。

 

なお Soma cube の詳細に関しましては、下記のわたしのBlogをご訪問ください。

 

⇒ MyBlog:木製パズル(その2)

Soma cube :シルエットパズルとしての応用
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2022-06-11 05:25:39

Tangram  と同様に、 Soma cube の場合もシルエットパズルとして応用できます。

つまり7種類の Soma ピースをすべて使用して、与えられたシルエット課題を組み上げるというパズルに適用できます。

一例として、Thorleif's Soma page というサイトでは 001~742 のシルエット課題が掲載されてます。

Photo. 1 に 001~025番のシルエット課題を示しました。

001番シルエットは、立方体に他ありません。

002 番シルエットは、飛行機の形象に見えます。

今回試作した木製 Soma ピースで組み上げたのが上の写真になってます。

 

A001025.GIF

 

Photo. 1 Soma cubeのシルエット課題(写真引用:Thorleif's Soma page

Soma cube :透明容器への収納(ディスプレイ方法その1)
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2022-06-11 08:28:51

さて次にSoma cube で組み上げた Soma 立方体のディスプレイの方法に関して検討してみました。

そのアプローチとしては、以下記載の2段階を踏んでみました。
[1] 収納容器:組み方がわかるように透明な立方体外形の容器に収納する
[2] 保持方法:[1]の容器を浮かしたような状態で保持する
 まず[1]の収納容器に関しては、今回は試作段階ですので手っ取り早く立方体透明容器を百均ショップであったてみました。
試作の Somaピースで合成した Soma 立方体より内寸サイズが少し大きいのですが、和泉化成のキューブトレイというものが適合することがわかりました。
セリアで早速調達しました。
このキューブトレイに Soma 立方体収納した状態がこの写真です。
キューブトレイの内寸は50(幅)×51(奥行)×54(高)mm、他方Soma cubeの外寸は設計値45×45×45mmです。
よって、隙間としては 5 mm程度となり約10%程度となり少々大きめとなってしまいまいした。


Soma cube :浮かした状態での保持(ディスプレイ方法その2)
Soma cube :木製パズル(その2)
2022-06-11 08:38:21

次に[2]の保持台ですが、これはなかなかの難題です。

身の回りを見渡しますと、よいものがあることに気が付きました。
それは、回転型四方十字組手です。
早速、試作の Soma 立方体と同じ15mm正方の杉角材で回転型四方十字組手を試作してみました。
Photo. 1 をご覧ください。
これを組み上げますと、Photo. 2 に示します3D立体の回転型四方十字組手に変身します。
回転型四方十字組手の上に、キューブトレイ収納のSoma 立方体を載せます。
このとき、四方十字接手の角材の稜にキューブトレイを載せるための溝を加工してありますのでこの溝にキューブトレイをはめ込みます
いかがでしょうか、わたしの意図通り合成立方体を浮かした状態で保持できていますでしょうか。

リビングのシェルフ、あるいは書斎のデスクの一角にオーナメントとして置いて、時には立体パズルに興じてみるのもよろしいのではないでしょうか。

 

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 Photo. 1 回転型四方十字組手の3本の角材

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 Photo. 2 回転型四方十字組手

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Photo. 3 回転型四方十字組手Soma 立方体 (キューブトレイに収納)


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