木製の茶たく（茶托、茶卓）を設計・製作しました。

茶たくは、、茶うけ（茶請け、茶受け）とも言います。

一般に茶たくの素材は、磁器、陶器、金属、木材など多種に及びます。

またその外形の形状も、円形、楕円形、4角形などこれまた多種あります。

今回は素材は木材で、外形形状はオクタゴン（正八角形）という組み合わせの茶たくとなります。

従いまして、オクタゴナル木製茶たくと呼ぶことにします。

材料：スギ 無垢材
サイズ：30mm（正八角形の1辺 ）×15ｍｍ（厚み）
塗装：無し

仕口[*] ：中央部の円形の掘り込みは、ディッシュカッタービットでルーター加工してます。

ディッシュカッタービットで掘り込んだ曲面に出現する木目模様は興味をそそります。

注記：[*]で表記した用語は、用語解説（glossary)で図解を使って説明してありますので、ご覧いただき用語の意味をご理解願います。

今回同時にほぼ同じ仕様のオクタゴナル木製茶たくを3枚製作しました。

写真上段の1枚の茶たくは、材がSPF材です。

写真下段の2枚は、材はスギ材です。

先に紹介した茶たくが、下段の右手のものです。

オクタゴナル木製茶たくに清水焼の染付茶碗を請けてみました。

少し茶托の大きさにバランスを欠きはしますが、スギ材と染付の藍がマッチングしています。

お茶碗ではなく小物の蕎麦猪口を受けてみました。

なかなかの風情です。

蕎麦猪口に清酒をそそぎましょう。

わたし流には茶たくというよりも、茶托ならずしゅたく（酒托）ということになりそうです。