製品例詳細情報
折敷 2020
折敷 2020(木製ランチョンマット)の試作
2020-05-20 10:07:21
ちょうど1年前に折敷を試作しました。
今回はより簡素化した折敷を設計・試作しました。
前作と識別するため折敷 2020と命名します。
中央の板は前回同様に、すり合わせ矧ぎ接ぎ(いも矧ぎ)[*]です。
今回はすり合わせ矧ぎ接ぎ(いも矧ぎ)の枚数は2枚で、ブックマッチ (bookmaching)[*]としてます。
また前回採用した本ざね端ばめ接ぎ[*]は用いずに、蟻形吸付き桟接ぎ[*]を採用しました。
このため机上から浮いている風情を期待しました。
サイズは縦方向は330mmで同じですが、横方向は460mmから420mmと短めにしました。
塗装は現在検討中ですが、塗装したらアップデートします。
材料:杉無垢材
サイズ:420mm(W)×330mm(D)×30mm(H)
塗装:無し
仕口:中央の板は、2枚の板目[*]の杉板をすり合わせ矧ぎ接ぎ(いも矧ぎ)[*]で接合しています。
この2枚は、今回は30mm厚の杉材を挽割りブックマッチ (bookmaching)[*]としています。
その矧いだ杉板の裏面に木目と直交して杉角材を2本、蟻形吸付き桟接ぎ[*]で接合してます。
注記:[*]で表記した用語は、用語解説(glossary)で図解を使って説明してありますので、ご覧いただき用語の意味をご理解願います。
折敷 2020(木製ランチョンマット):上部から
2020-05-20 10:27:53
折敷 2020(木製ランチョンマット):斜め右手上部から
2020-05-20 10:29:03
折敷 2020(木製ランチョンマット):右手上部から
2020-05-20 10:30:24
天板は30mm厚の杉材を挽割り2枚とし、その2枚をすり合わせ矧ぎ接ぎ(いも矧ぎ)としブックマッチ (bookmaching)[*]としています。
写真の左右2枚の板目には、ブックマッチによる対称性の効果が見えます。
折敷 2020(木製ランチョンマット):斜め左手上部から
2020-05-20 10:31:21