製品例詳細情報

ペンタゴナルシェルフ
ペンタゴナルシェルフの平面展開のシミュレーション(その2)
ペンタゴナルシェルフの平面展開のシミュレーション(その2)
2021-12-11 14:51:45

ペンタゴナルシェルフの平面展開のシミュレーション(その1)においては、今回は15世紀ルネサンス期のドイツの画家である Albrecht Dürer(アルブレヒト・デューラー)の平面充填 [*]のひとつを紹介しました。

ここでは Albrecht Dürer(アルブレヒト・デューラー)の平面充填の別のひとつをご紹介いたします。

Figure 1 をご覧ください

これは正五角形 (pentagon :シアン) と2種類の菱形 (rhombus :イェロウとオレンジ) の合計3種類の平面図形を用いた平面充填で、Dürer's thick tiling と呼ばれています。

これを参照して5個のペンタゴナルシェルフを連結したのが Figure 2 です。

ペンタゴナルシェルフの平面展開のシミュレーション(その1)の場合は菱形シェルフを挟まなくともペンタゴナルシェルフだけでウォールに安定させ固定できますが、この場合は2種類の菱形のいっぽうであるオレンジの菱形シェルフを挟まないとウォールに安定させて固定が困難となります。

 

 

duer 2.png

Figure 1  Dürer's thick tiling

 

duer 4-1.png

Figure 2  5個のペンタゴナルシェルフと2個の菱形シェルフの連結

 

 

ペンタゴナルシェルフの平面展開のシミュレーション(その3)
ペンタゴナルシェルフの平面展開のシミュレーション(その3)
2021-12-22 13:59:21

 ペンタゴナルシェルフの平面展開のシミュレーション(その3) では、天文学上に偉大な足跡を残したKeplerの平面充填に関して述べます。

彼の書籍 Harmonice Mundi では、幾何学、建築、調和、形而上学、心理学、占星術、天文学からなる宇宙全般に関しての考えを記載しています。

その著作の中に、Photo 1 に示すように Kepler が Aa と表示した図例があります。

Photo. 1 の左最上段の図例が Kepler's Aa です。

kepler 32 diagrams.jpg

Photo. 1  Kepler平面充填

 Figure 1Kepler's Aa を再現したものです。

Kepler's Aaは、下記の異なる4種類の要素平面図形から構成されています。

 
 (1) 正5角形 ( regular pentagon )
 (2) 正10角形 ( regular decagon )
 (3) 融合された正10角形 ( fused regular decagon ) または monster
 (4) 星型正5角形 ( pentagram )
 
Kepler は、(3)の融合された正10角形を monster と呼んだそうです。

kepler's tiling.png

Figure 1 KeplerAa:4種類の異なる要素平面図形から構成されています。

 

 Kepler の図例 Aa を参照して、ペンタゴナルシェルフの連結の一例を Figure 3 に示します。
15個のペンタゴナルシェルフを連結し壁に固定したことを想定したシミュレーションです。
ペンタゴンの他に要素平面図形である正十角形と星形正五角形の一部断片が見えてます。
ヘキサゴナルシェルフの連結の様子と比較して、果たして新規性が見られるでしょうか。
kepler's tiling 3.png

Figure 3  15個のペンタゴナルシェルフの連結シミュレーション

 

なおこの事項に関しての詳細は、下記の MyBlog をご訪問ください。

 

⇒ MyBloghttp://infinity.weblog.to/archives/29326422.html


1 2 3 4